基本的事項にて大変恐縮でございますが、データ制作時にご留意頂きたい内容は次項の通りでございます。ご参照下さいませ。以下の内容につきましては、弊社データチェック時にご確認させて頂く事が出来かねる内容となります。恐れ入りますがデータ制作時およびご入稿前には、十分ご留意頂きますようお願い致します。
弊社対応 アプリケーション・バージョン・形式
[ 弊社対応 アプリケーション・バージョン・形式 ]
アプリケーション | バージョン(いずれも日本語版) | |
---|---|---|
Macintosh ・ Windows | Adobe Illustrator | ~10.x / CS / CS2 / CS3 / CS4 / CS5 / CS6 |
Adobe Photoshop | ~7.x / CS / CS2 / CS3 / CS4 / CS5 / CS6 |
※現在の所、Windows Vista・Intel Macにて制作されたデータ・Photoshop ElementsおよびOffice系データにつきましては、ご対応しておりません。ご了承下さいませ。
データ保存について
保存ファイル名
保存するファイル名は、文字化けを防ぐ為、半角英数字(半角入力のアルファベットと数字)のみを使用し、必ず拡張子をつけて下さい。拡張子がなかった場合、納期の遅れにつながることがあります。
[例]
poster.ai / poster.eps
保存バージョン
- IllustratorでCCをお使いの方は、入稿時のみ、CS6に下位保存(使用バージョンより下のバージョンで保存)をするようにしてください。
- Photoshopで制作したものは、画像の統合を行って下さい。
- 画像の統合の作成方法
データのバックアップについて
納品データとは別に、お客様の手元に必ずバックアップとして同様のデータを保存して頂きますようお願い致します。
カラーモード(RGBカラーとCMYKカラー)について
RGBカラーや特色について
弊社はプロセスカラーのみのご対応とさせて頂いておりますので、ご入稿データにRGBカラーや特色が含まれる場合、弊社にてCMYKカラーに変換を行います。その際、色目が大きく変わる場合がございますので、ご注意下さいませ。
※データ内にてDIC指定を発見した場合は、業務を一時中断の上、お客様に確認のご連絡を入れさせて頂いております。この場合納期に影響が出てまいりますのでご注意下さいませ。
RGBとCMYKの違い
RGBとCMYKとでは、それぞれ限られた色の範囲(色域)があり、表現できる色の範囲が異なります。(CMYKはRGBに比べ色域が狭くなってしまいます。) そのため、変換を行った際、扱えない色は最も近い色に置き換えられてしまうために色目の違いが起こります。
◆RGB
RGBとはRed(赤)・Green(緑)・Blue(青)の合成による発色方式です。パソコンなどのモニターやデジタルカメラの色表現に用いられ、赤・緑・青(RGB)の3色が掛け合わさることで白に近づきます。(色が混ざるほど明るくなり、白に近づくため加法混色とも言います)
◆CMYK
CMYKはCyan(シアン)・Magenta(マゼンタ)・Yellow(イエロー)・BlacK(ブラック)の合成による発色方式です。絵の具やプリンタなどの色表現に用いられ、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色を掛け合わせることで黒に近づきます。(色が混ざるほど暗くなり、黒に近づくため、減法混色とも言います)
リッチブラックについて
C・M・Y・Kの数値の合計が300%を超えるものは汚れ、裏うつりの原因ともなりますので不備データとなります。リッチブラック(濃度の高いブラック)を使用する場合はご注意下さい。
仕上りサイズ(トンボ)とヌリタシについて
弊社印刷商品は、仮にB3サイズのご注文の場合であっても、B3サイズ以上の大きな用紙に印刷し、それをB3サイズに断裁しお客様にお届けしております。そのため、すべてのご注文商品において断裁作業が必ず必要になってくるため、断裁位置ギリギリのサイズでデータ制作をされますと、仕上った状態でふちに白い部分が出てきてしまいます。こうした仕上りにならないようにするためには、断裁位置を決定するトンボ(トリムマーク)とヌリタシの設定が必要となります。事項にそれぞれについてご説明させて頂きます。
トンボ(トリムマーク)について
トンボ(トリムマーク)とは、断裁の位置やカラー印刷での見当合わせのために必要なもので、これにより仕上りサイズが決定されます。
◆サイズ指定のご注意
ヌリタシについて
仕上りサイズの端まで画像や塗りなどをデザインされている場合は、必ず仕上りサイズより3mm程度外側まで絵柄等を伸ばして下さい(これを「ヌリタシ」と言います)。ヌリタシが無い場合、裁断した際、意図しない余白が出来てしまう形となりますが、原則、ご入稿データ通りでの進行となりますのでご注意下さい。
◆ヌリタシがないと、どうなるの?
印刷物は一枚ずつ切るわけではないため、このヌリタシをつけないと断裁時の若干のズレにより、印刷されていない紙の地色が出て来てしまう場合があります。このような状態を防ぐ為に、ヌリタシは必ず設定して頂くようお願い致します。
◆ヌリタシのまとめ
画像・線・図形など仕上り線にかかるものは全て延ばす・拡大するなどしてヌリタシを上下左右3mmずつ、つけて下さい。
ライン(罫線)について
罫線を描く場合は、塗りではなく必ず線で罫線を描き、線幅は0.3pt以上に設定して下さい。線幅が0.3pt未満の設定の場合、かすれなどの原因となりますのでご了承下さいませ。
極細線(ヘアライン)について
線パレットで「線幅」がゼロ(空欄)のライン(罫線)のことをヘアラインと呼びます。画面やプリンタでは、線として表示・印刷されますが、本機による印刷では、かすれたり消えてしまったりします。ヘアラインが含まれたデータの場合も、データチェックにて確認させて頂く内容の対象にならず、ご入稿データ通りでの進行となりますのでご注意下さい。
文字について
文字サイズは3pt以上に設定して下さい。3pt未満の場合、文字がつぶれ読めなくなってしまう可能性があります。※文字データは、仕上りサイズの3mm内側に配置すると安全です。
文字のアウトラインについて
マシン上で入力される文字には様々な文字情報が存在します。この文字そのものは制作されているマシン本体から読み出されているため、制作データのやりとりだけでは文字が正しく表示されないことがほとんどです。
※そこで文字のアウトライン化をすると文字情報がなくなり、図形化される事で、文字化け等の発生を防ぎ、正しい印刷物を制作することが可能となります。データ受け渡しの際の重要なルールのひとつです。